土用の丑の日

土用とは、立春・立夏・立秋・立冬直前の約18日間を示します。
昔の暦では日にちに十二支が割り当てられているため、土用の期間にめぐってくる丑の日を「土用の丑の日」といいます。
今年の夏の土用の丑の日は1回で7月30日です。
うなぎの旬は本来冬(10月~12月)ですが、江戸時代、夏にうなぎが売れずに困っていたうなぎ屋さんが、蘭学者の平賀源内に相談したところ、『本日、土用の丑の日』という看板を出すよう勧められ、その通りにしたそうです。
うなぎ屋さんは大繁盛し、それが定着したとされています。
もともと日本では古くから「丑の日」に“う”のつく食べ物を食べると縁起が良いとされていたため、すんなり民衆に浸透していったそうです。